森保監督、初の“欧州勢”セルビアに勝利 選手を称賛「一丸で戦うことを表現してくれた」

日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】
日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】

伊東のゴールを守り切り1-0で勝利「課題はまだまだありますが…」

 日本代表は11日、国際親善試合のセルビア戦に臨み、後半開始直後に生まれたMF伊東純也の決勝ゴールで1-0と勝利した。試合直後のインタビューに応じた森保一監督は、初の欧州勢との対戦での勝利に「課題はまだまだありますが、強度の非常に高く時間とスペースがないなかで選手が今やれるベストを表現してくれた」と手応えを口にしている。

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 日本は前線で軸になってきたFW大迫勇也が負傷離脱し、スピードが武器のFW古橋亨梧を1トップに起用。一方、現役時代に名古屋グランパスで活躍し、“ピクシー”の愛称で親しまれたセルビアのドラガン・ストイコビッチ監督は、来日メンバーのうち特に前線はベストメンバーではなく、若手にチャンスを与えていることを明言していた。

 立ち上がりから全体的には日本がボールを保持する時間が長いものの、前半は両者ともビッグチャンスを作れず膠着状態に。試合が動いたのは、後半3分だった。右コーナーキックをニアサイドでDF谷口彰悟がコースを変えてファーサイドに流すと、伊東がフリーで走り込み押し込んだ。3日のU-24日本代表戦の先制ゴールと同じようなパターンでゴールを奪い、その1点を最後まで守り切った。

 森保監督は試合後、「課題はまだまだありますが、強度の非常に高く時間とスペースがないなかで選手が今やれるベストを表現してくれた」と手応えとともに振り返り、「1-0にできて、できれば仕留められるところがあったので、さらに良い勝利ができればというのはあったが、選手は絵を合わせてやってくれた。相手が非常にハイプレスをかけてくる、粘り強くやってくるなかで絵を合わせながら最後まで一丸で戦うことを表現してくれた」と選手の戦いぶりを称えた。

 就任以来、初の欧州勢との対戦を勝利で終えた森保ジャパン。アジア勢との戦いが続いていたなかで、世界との距離を測る良い機会になったのは間違いないだろう。

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