「違いを見せられる選手」 浦和監督、新加入の酒井宏樹に期待「目標達成の力になる」

浦和への移籍が決まったDF酒井宏樹と監督のリカルド・ロドリゲス氏【写真:Getty Images】
浦和への移籍が決まったDF酒井宏樹と監督のリカルド・ロドリゲス氏【写真:Getty Images】

ロドリゲス監督が酒井獲得に言及「戦術的な柔軟性も持ち合わせている」

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、11日のトレーニング後にオンラインで定例の記者会見を実施。前日に完全移籍での加入が発表された日本代表DF酒井宏樹について、「違いを見せられる選手。目標達成の力になってくれるだろう」と期待を込めた。

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 柏レイソルでプロキャリアをスタートさせた酒井は、2012年夏にドイツのハノーファーへ移籍し、16年夏にはフランスの名門マルセイユへ渡った。リーグ・アンではパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールとマッチアップし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも世界の強豪とプレー。日本代表としては14年と18年に2度ワールドカップ(W杯)に出場し、今夏から9年ぶりにJリーグでプレーする。

 ロドリゲス監督は酒井獲得の経緯について「酒井宏樹選手が日本に戻りたい、Jリーグに戻る希望があると聞いたので、そういう機会があるということで興味を持った。ポリバレントで複数のポジションができ、レベルが高い選手。経験があり、リーダーシップや私のサッカーに必要な戦術的な柔軟性も持ち合わせている」と話している。

 そのうえで、浦和の右サイドバックでは今季ヴィッセル神戸から加入したDF西大伍が存在感を示しており、オーストラリア五輪代表で主将のDFトーマス・デンや長年浦和でプレーしてきたDF宇賀神友弥もプレー可能。そうしたなかでの酒井獲得について、ロドリゲス監督はチームの幅を広げられ、さらに違いを作ることができるというメリットを話した。

「西もポリバレントで、より高い位置でもプレーできるし、(酒井と)2人を組ませられる。酒井は3バックのセンターバックやウイングバック、左サイドバックもできる。西はボランチもシャドーもできる。重要なのは、チームとして戦える状況に持っていくこと。今季はすべての大会で戦っているし、中3日くらいでも戦う。選手の良いパフォーマンスを3つの戦い(リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯)で発揮しながら戦いたいし、4つ目のACLでも戦いたい。

 違いを見せられる選手なので、獲得にはそういう狙いもある。目標達成の力になってくれるだろう。欧州の高いレベルでプレーしていただけでなく、日本代表でもある。Jリーグにインパクトを与えるだろうし、サッカーだけでなくメディアにもインパクトがあるだろう。そういう選手が浦和に来たのはポジティブなことだ」

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