なでしこJ、8ゴール圧勝! 岩渕&“代表デビュー”塩越が2発、東京五輪へ猛アピール

なでしこジャパンがウクライナ代表に8得点の快勝【写真:Getty Images】
なでしこジャパンがウクライナ代表に8得点の快勝【写真:Getty Images】

ウクライナ相手に序盤から猛攻、東京五輪へ向けて各選手が躍動

 なでしこジャパン(日本女子代表)は10日、広島で国際親善試合のウクライナ戦を行い、代表デビュー戦になったMF塩越柚歩の2ゴールなどで8-0の勝利を収めた。

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 日本を率いる高倉麻子監督は、東京五輪の最終メンバー決定まで残り2試合となり「選手への愛情とチームを勝たせる冷静な目を持ちながら選考したい」と話した。一方のウクライナは女子欧州選手権(EURO)の予選に敗退し、2023年女子ワールドカップ(W杯)の予選を見据えた段階でのテストマッチになった。

 そして、当落線上と言える存在だった選手がいきなり結果を出した。前半5分、日本は左サイドの敵陣深くでFW岩渕真奈がボールを奪うと、中央にラストパス。FW菅澤優衣香の背後からフリーで走り込んできた塩越が右足で決めて先制した。昨秋から代表活動に招集されてはいたものの、これがデビュー戦になった塩越が代表初ゴールとなった。

 その後はカウンターを受ける場面もありながら試合は拮抗したが、同30分には右サイドからMF中島依美が入れたクロスを岩渕が豪快ボレーで決めて追加点。同38分には中島のCKに攻撃参加したDF宝田沙織が右足ボレーでの代表初ゴール。さらに同41分には岩渕のシュートのこぼれ球を、再び塩越が蹴り込んでこの日2点目を決め、日本は前半だけで4-0の大量リードを奪った。

 後半に入っても敵陣でゲームを進める日本は同13分、左サイドからMF長谷川唯が上げたクロスがファーサイドに流れたところ、塩越が中央に戻したボールを岩渕が蹴り込んでこの日2点目。リードは5-0に広がった。

 選手交代も重ねた後半の途中から高倉監督は、中島が中盤の中央に入る4-3-3もテストした。そのなかでは決定機を決められない場面もあったものの、同35分にはCKのこぼれ球をMF杉田妃和が左足ボレーでゴール。同44分にはFW田中美南がPKを、同45分にはFW籾木結花が決め、日本が8-0で勝利した。

 日本は中2日で栃木へ移動し、13日にメキシコと国際親善試合を実施。その後、今月末には東京五輪に臨むメンバー18人が発表予定で、来月に1試合の国際親善試合(対戦相手未定)を経て本大会の戦いをスタートする。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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