酒井宏樹、“ドリブラー”三笘薫と対峙した印象は? 「良い形で対面すると…」
7日の練習後に1対1で対峙「薫のほうから言ってきてくれた」
U-24日本代表にオーバーエイジ(OA)枠で参加しているDF酒井宏樹(マルセイユ→浦和レッズ)は、DF吉田麻也(サンプドリア)、MF遠藤航(シュツットガルト)とともに精神的支柱としてチームを支えている。7日の練習後にはMF三笘薫(川崎フロンターレ)と1対1を行うシーンがあったが、「薫の良い形で対面すれば、止めるのは難しい」とその印象を語った。
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ロンドン五輪出場の経験を持ち、OA枠で今回の活動に参加している酒井は、5日のU-24ガーナ戦(6-0)で右サイドバックとしてフル出場。フィジカルの強さを生かした守備、果敢な攻撃参加で存在感を存分に示した。
6日の練習内では、MF中山雄太(ズウォレ)に対してサイドバックについて会話する姿が見受けられたが、翌7日には練習後に三笘が酒井、吉田を相手に1対1を行う場面があった。三笘はJリーグで旋風を巻き起こしている新進気鋭のドリブラーだが、酒井はどのような印象を受けたのか。
「普段だったら、練習後に疲れることは絶対にしません(笑)。ただ、(三笘)薫のほうから言ってきてくれたので、コミュニケーションを兼ねて(やりました)。僕も興味のあるところでしたから。ドリブラーですから、薫の良い形で対面すれば守備するほうは後手。止めるのは難しい。守備としてはそういう状況を作らないようにしないといけない。逆に薫はそういう状況を作ったらいいですよね」
31歳となった酒井だが、多くの選手にアドバイスを求められる一方、年下の東京五輪世代からも学ぶことがあるという。
「僕自身も彼らから学んでいる。ただ、僕が思うことと彼らが思うことの違いもあるので、話してすり合わせるのが大事。どちらが偉いではなく、4バックが上手く機能すればそこは崩れないので」
オンライン取材の対応があった10日、浦和への完全移籍で合意したことが発表された酒井。「自分は引っ張っていかないといけない立場。ピッチ外でそういうことをするタイプでもないので、ピッチ内で示さないといけない」と、12日のジャマイカ戦(豊田スタジアム)に向けて改めて気を引き締めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)