久保建英を小5から指導、恩師が見た進化 体幹強化で生まれた同年代選手との“差”とは?

木場克己氏(左)の指導を受ける少年時代の久保建英(右)と長友佑都(中央)【写真提供:木場克己】
木場克己氏(左)の指導を受ける少年時代の久保建英(右)と長友佑都(中央)【写真提供:木場克己】

フィジカルの充実で「プレーでも落ち着きがさらに増したような印象」

 久保が初めて体幹トレーニングの門を叩いた時、木場氏は東京・亀戸のトレーニングジムで指導したが、「あの頃から堂々としていましたね。子供ながら自分の意見をしっかりと主張できる。そして、負けず嫌い。こなせなかったトレーニングメニューがあったのですが、2回目のトレーニングでは完璧にできるようになっていましたから……。きちんとすべきことをこなせる少年でした」と振り返った。

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 10年前からすでに堂々としていたという久保とは、ガーナ戦後にこんなやりとりがあったという。

「フィジカルの充実は自信や精神的な余裕につながります。プレーでも落ち着きがさらに増したような印象があります。試合後にメッセージを送りましたが、本人からも『落ち着いています』と返ってきました。頼もしいですよね」

 風格を増すばかりの“神童”。恩師は久保の順調な進化に目を細めていた。

[プロフィール]
木場克己(こば・かつみ)
KOBA式体幹バランストレーニング協会代表。都内でトレーニングジム「COREトレSTUDIO」運営。鍼灸師、柔道整復師。FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)を経て独立。久保建英、中井卓大らの専属トレーナー。サッカー指導者向けのトレーニングメソッド「CBAfootball +」を新たに開発。

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