ミランには「戻りたくない」 レンタル先のジェノアで輝いた技巧派レフティーの悲痛な叫び

1月に移籍後6得点2アシストと輝いたスソ 「僕はもう1年ジェノアに残りたい」

 今季100億円の強化費を投じながら7位に終わったACミランに、さらなる悲報が飛び込んできた。ミランからジェノアに期限付き移籍後、19試合6ゴールと才能を開花させた元U-21スペイン代表MFスソが、「戻りたくない」と泥舟の名門への帰還を拒否している。

「ジェノアのファンに感謝したい。特別で美しい半年間だった。ファンタスティックなクラブで偉大なコーチングスタッフと美しい街に、プロ意識の高いチームメートがいる。1月は難しい状況だったが、我々はうまく乗り切ることができた」

 スソは自らのインスタグラムを更新し、サポーターと同僚への愛情と感謝を爆発させた。リバプールで将来を嘱望されたスソは昨季ミランに加入したが、出場機会を手にすることはできなかった。1月に期限付き移籍でジェノアに加入すると、技巧派レフティーは才能を一気に開花させた。19試合で6得点2アシストとブレーク。ミランの日本代表FW本田圭佑は1シーズンで1得点だが、スソは6倍もの成果を半年間で挙げている。

 下位に沈んでいたジェノアだが、スソの爆発によって最終順位を11位にまで上げた。

「ファンにとても感謝したい。初日からまるで自分の家のように居心地の良さを感じさせてくれた。僕はもう1年ジェノアに残りたい。でも、すべては僕だけが決められることじゃないんだ。すぐ会おう。ありがとう」

 

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