EURO欠場”ベスト11”選出 ハーランド、S・ラモスら豪華布陣…「間違いなく強力」
仏紙「レキップ」がピックアップした今大会を欠場する11人に英メディア熱視線
ヨーロッパの最強国を決める欧州選手権(EURO)が6月11日(現地時間)から開幕するなか、仏紙「レキップ」が今大会を欠場するスター選手たちからベストイレブンを選出。豪華な顔ぶれに、英メディアは「実際に選ばれたものと同じくらい強力」と熱視線を送っている。
4年に一度開催されてきたEUROは当初、昨年の同時期に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。通算16度目となる今大会は、イングランド(ロンドン)、ドイツ(ミュンヘン)、イタリア(ローマ)、スペイン(セビージャ)など欧州11都市で分散開催され、1カ月に渡って白熱の戦いが繰り広げられる。同大会の開幕を前に、「レキップ」紙は今大会を欠場するスター選手たちからベストイレブンを選出している。
守護神は予選で敗退したスロベニア代表GKヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード)が選ばれ、最終ラインにはコンディションを考慮し招集を見送られたスペイン代表DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)、プレミアリーグで右膝に重傷を負い、長期離脱を強いられたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)らが並ぶ。
中盤にはメンバー招集外となった18歳フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(スタッド・レンヌ)、大会出場を辞退したドイツMFマルコ・ロイス(ドルトムント)らが選出。前線の2トップを組むのは、3月に代表復帰を果たしたものの、怪我で断念したFWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)、予選で姿を消したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドとなっている。
この豪華な顔ぶれに、英メディア「スポーツ・バイブル」が注目。「レキップが選んだ”失われた男たち”は、間違いなく、実際の大会で選ばれたものと同じくらい強力だ」と指摘し、「率直に言って、ハーランドとズラタンのサイズとスキルは、どんなディフェンスをも脅かすのに十分だろう。ただし、そのディフェンスにラモスとファン・ダイクがいなければの話だが……この2人は近年のヨーロッパのエリートディフェンダーである」と、本大会では実現しない”強力”布陣への見解を綴っていた。