「最終予選だと1失点で試合が変わる」 ベテラン長友が発した”重みある言葉”
ベンチからタジキスタン戦を見守った長友が最終予選に向けて"警鐘"
日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタジキスタン戦に臨み、4-1の勝利を飾った。快勝を収めた一方、W杯2次予選で初失点。ベンチから戦況を見守っていたDF長友佑都は、8日のオンライン会見で「1点で相手のモチベーションも全く違うものになる」と、最終予選を見据えた上で警鐘を鳴らした。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
2試合を残して最終予選進出を決定している日本は、国内組を多く据えた先発メンバーで臨んだ。すると前半6分、FW浅野拓磨のシュートが相手GKに阻まれたこぼれ球をMF古橋亨梧が押し込んで先制。その3分後に失点も同40分、MF南野拓実のW杯予選7試合連続ゴールで勝ち越した。
後半も優位に展開した日本は、同6分にMF橋本拳人、26分にはMF川辺駿に代表初ゴールが飛び出し、4-1のスコアで勝利。FIFAランク121位のタジキスタン相手に快勝を収めたものの、内容的にはミスが散見され、前半9分には相手のクロスからW杯2次予選での初失点を喫した。
実力的に劣る相手から喫した失点について、この試合をベンチから見守っていた長友は「もちろんサッカーなのでリスクはあるし、これまでの2次予選でもGKと1対1のピンチもあった。GKの力で防げたこともあった」と擁護。一方で、幾多の修羅場を潜り抜けてきたベテランDFは警鐘を鳴らすことも忘れなかった。
「最終予選だと1失点で試合が変わる。今は2次予選も突破しているけど。ああいう1点で相手のモチベーションも全く違うものになる。失点もそうだし、チャンスを作られそうになった場面も共有して課題を解決しなといけないと思う」
9月から開催予定の最終予選では、来年のW杯本大会行きを懸け、アジアの強豪国との激しい戦いが待ち受ける。一つのミスが命取りになることを、長友は身に染みて感じてきただけに、重みのある言葉で”喝”を入れていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)