「言い訳はできない」 昌子源、国内組“急造4バック”で奮闘もW杯予選初失点に悔しさ
タジキスタン戦で2年ぶりの代表戦先発、前半の失点シーンを悔やむ
日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でタジキスタンと対戦した。すでに最終予選進出を決めている日本は、4-1で勝利して2次予選7連勝としたが、7試合目にして初の失点も喫している。2019年6月9日のエルサルバドル戦(2-0)以来の代表戦出場となったDF昌子源(G大阪)は、試合直後のオンライン取材で「1失点しているというのは、反省しないといけない」と口にした。
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日本は最終ラインのレギュラーであるDF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF酒井宏樹(マルセイユ→未定)がU-24日本代表に合流。左サイドバックのDF長友佑都(マルセイユ)もベンチで試合を迎えた。森保一監督はDF山根視来(川崎)、DF昌子源(G大阪)、DF中谷進之介(名古屋)、DF佐々木翔(広島)という急造のJリーガー4バックで試合に臨んだ。
前半6分にMF古橋亨梧(神戸)のゴールで幸先良く先制した日本だったが、その3分後にはクリアボールを回収され、左右からクロスを上げられてヘディングを決められた。その後は大きなピンチもなく、3点を追加して4-1で勝利したものの、タジキスタンが勢いづいていた時間帯に失点を許してしまった。
失点シーンで、プレーを切りきれなかった昌子は「相手の攻守の切り替えが早く、連続で攻められました。『来てるぞ、クリア!』と言われて、慌ててクリアしたことで、僕のクリアも中途半端になってしまった。その後に右にボールが流れて、中に通されて、中のマンツーマンの対応など、いろいろなところに原因があると思います。先制点から3分後くらいでしたし、90分トータルで見れば、相手のチャンスはあれくらいしかなかったので、もったいなかったと感じます」と悔やんだ。
現在、日本のセンターバックは吉田、冨安のコンビがレギュラーに定着している。現在はポジションを奪い返しに行くチャレンジャー的な立場だが、2018年ロシアW杯にも出場している昌子は、失点後にも積極的に前向きな声出しでチームを盛り立てた。
「1-1に追いつかれてから少し重たい空気になった時に、下を向かずに自分たちのペースでやる必要性を感じていました。自分たちから(雰囲気を)悪くするのは良くない。自分たちで少しパスがずれて『へい!』って言うのではなく、それを繰り返しながら、しっかり合わせていく。パスミスがあっても、次につなげていく。どんどん前向きにしていくっていうのを心がけて、今日の試合は声がけしていました」