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“裏切り移籍”のドルトムント主将が有終の美を誓う 「ここにいる限りはバイエルンを倒したい」
「95%の出来でも十分ではないだろう」
フンメルスは10日にバイエルンへの移籍を発表。シーズン途中の発表に、ドルトムントサポーターを中心に大きな衝撃を与えた。試合中のスタンドには「船長が船を見捨てるとは」という横断幕が掲げられるなど、キャプテンは一部サポーターから完全に”裏切り者“というレッテルも貼られていた。
それでも、フンメルスはドルトムントへの強い思いを抱き続けている。仁義を貫き、ポカール決勝では必勝を誓っている。
「当然(ポカール決勝では)勝ちたい。私はここにいる限りは、バイエルンを倒したい。全てを尽くし、チームメートとともに戦わなくてはいけないんだ。私たちは本当に、このタイトルを欲しているんだ」
今季ドルトムントはバイエルンに勝ち点差10をつけられ、直接対決でも1分1敗と白星を上げることはできなかった。2012-13シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝や13-14シーズンのポカール決勝でも敗れている。フンメルスはバイエルン戦について「90%の出来では勝てない。95%でも十分ではないだろう」と、ベストパフォーマンスを披露して初めて倒せる相手だと、気持ちを引き締めていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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