吉田麻也がラフプレーに激怒…味方を守る“男気”を闘莉王称賛 「チームにプラスになる」

元日本代表DF闘莉王と現主将DF吉田麻也【写真:Getty Images & 浦正弘】
元日本代表DF闘莉王と現主将DF吉田麻也【写真:Getty Images & 浦正弘】

U-24ガーナ代表戦でMF田中碧に対する“危険タックル”に怒りの抗議

 東京五輪を目指すU-24日本代表は5日、ベスト電器スタジアムでU-24ガーナ代表との国際親善試合に臨み、6-0と完勝した。グループリーグ初戦で戦う南アフリカを想定した一戦に圧勝した日本だったが、後半26分にはU-24ガーナ代表選手の危険タックルを巡り、オーバーエイジ(OA)で主将のDF吉田麻也(サンプドリア)が激怒。一触即発のムードとなったが、現役時代に「闘将」として知られた元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「チームにとってプラスになる」と、吉田の気迫を高く評価している。

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 5-0と日本の圧勝ムードが漂うなかで迎えた後半26分に、あわや乱闘に発展するシーンが起きた。センターサークル付近でMF田中碧(川崎フロンターレ)が、相手DFフランク・アッシンキから足裏を見せた危険タックルの餌食となった。すかさず主将の吉田がアッシンキのもとへ駆け寄り、後方から襟元を掴んで怒りの抗議を行った。

 フジテレビ系列で中継されたこの一戦で、ブラジルから遠隔で解説を務めた闘莉王氏は、主将が見せた男気を絶賛した。

「麻也がこういう行動を取ってくれると、ゲームがピリッとする。こういう行動はチームにとってプラスになる」

 イエローカードを出される可能性もあったが、親善試合で主力に怪我を与えかねない相手選手のラフプレーに怒りを示した吉田を、闘莉王氏は高く評価していた。自身の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でも、五輪のOA候補の筆頭に吉田を挙げ、キャプテンシーを高く評価していた。

 試合後、「僕はやっぱり、長谷部(誠/フランクフルト)さんみたいに優等生ではないので、かわいい選手たちが削られたら、そこは行かないといけない」と振り返っていた吉田。日本代表の最終ラインを守る後継者が見せた熱いリーダーシップを、元祖“闘将”も大歓迎していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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