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ファン・ハールがペップの「誰も行きたがらない」発言に反発 「すべての選手がマン・Uでのプレーを望んでいた」
厳しい現状
ただし、周囲は180度違う見解を示している。昨季の低迷によって欧州のカップ戦の出場権を失っただけでなく、今季リーグカップ初戦で3部のMKドンズに0-4という衝撃的な惨敗を喫した。OBの元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は「マン・Uは移籍市場での競争力も失ってしまった」と、悲嘆に暮れていた。
アルゼンチン代表MFディマリア獲得に英国史上最高額の移籍金を積んだが、スイスのフットボール関連調査機関は「適正価格よりも払い過ぎ」と今夏の移籍金交渉の最たる失敗例に挙げている。今季は、すでに移籍市場で1億5000万ポンドの巨額の資金をつぎ込んだ。だが、ブランド力の急落により、必要以上の年俸や移籍金を積まなければいけない状態になっているのが実情なのかもしれない。
「われわれのいま始めたプロジェクトを彼らは信じている。だが、何度も言うようだが、時間は必要だ」
強気な発言で反発したファン・ハール監督だが、就任後、公式戦6試合でわずか1勝しか挙げられていない。オランダ人監督の言葉は、むなしく響いた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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