「やはり別格」 韓国代表FWコンビの美技&華麗“バックヒール弾”を海外称賛
トルクメニスタンに5-0完勝、ソン・フンミンの突破からファン・ウィジョが華麗に5点目を奪う
韓国代表は5日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のトルクメニスタン戦に臨み、5-0と完勝した。グループH首位をキープしたなか、絶対的エースのFWソン・フンミン(トッテナム)の美技からチャンスを作り、最後は元ガンバ大阪のFWファン・ウィジョ(ボルドー)が華麗なバックヒール弾で決めた5点目のシーンに「おしゃれフィニッシュ」など称賛の声が集まっている。
W杯アジア2次予選のグループHは、北朝鮮が5月に棄権したためこれまでの成績がすべて無効となり、今節の試合前の時点で韓国が2勝1分の勝ち点7で首位。2位レバノンも同じ勝ち点7、3位トルクメニスタンは消化試合数が1試合多いなかで勝ち点6と拮抗していた。
3月の日韓戦に0-3と敗戦後、初の公式戦となる韓国のパウロ・ベント監督は、この試合にソン・フンミンやファン・ウィジョら欧州組の主力を先発させ必勝態勢で臨んだ。格下相手に序盤からリズムを掴むと前半を2-0で折り返し、後半も12分、18分と追加点を奪って4-0とリードした。
そして迎えた同28分に華麗な一撃が生まれる。敵陣左サイドのタッチライン際でMFクォン・チャンフン(水原三星)からのパスを受けたソン・フンミンは、相手2人が後方から距離を詰めてくるなか、ボールを2タッチ目で浮かせる華麗な“シャペウ”で無力化。そのままドリブルで持ち上がると、ペナルティーエリア手前で左サイドを駆け上がってきたクォン・チャンフンに渡すと、最後はグラウンダーのクロスをゴール前に走り込んだファン・ウィジョが左足のバックヒールで流し込んだ。
2人の欧州組が高い技術を示した一撃の映像を大韓サッカー協会(KFA)公式ツイッターが投稿すると、各国ファンが反応。「ソニー上手すぎ」「ウィジョのおしゃれフィニッシュ」「フランスでオシャレまで手に入れてきたか?」「ソン・フンミン、やはり別格」「なんてゴラッソだ!」など称賛の声が寄せられていた。日本戦ではベストメンバーを組めなかった韓国だが、格下相手の一戦で貫録を示す勝利を収めた。