U-24日本代表の2列目検証 堂安&久保が連動、ガーナ戦で見えた最適解の“ヒント”は?
堂安&久保の流動性、逆サイドで1対1を仕掛ける相馬の相性は合格点
東京五輪への強化を図るU-24日本代表は、5日にベスト電器スタジアムでU-24ガーナ代表と国際親善試合を行い、6-0で大勝した。オーバーエイジ(OA)枠のDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ→未定)、MF遠藤航(シュツットガルト)が揃ってフル出場し、守備の安定につながったのは言うまでもない。
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その恩恵を最も受けたのが、攻撃陣の2列目だろう。“最適解”を模索するなか、横内昭展監督はガーナ戦で計4つの組み合わせを採用。収穫と今後の課題について探る。
■試合開始~後半13分/相馬勇紀―久保建英―堂安律
右に堂安、トップ下に久保、左に相馬でスタートしたが、前半10分過ぎから堂安と久保が流動的にポジションを変え、2人のコンビネーションから相手ゴールに迫る形が増えた。堂安の先制点、チーム2点目となった久保のゴールは、いずれも堂安→久保のパスが起点だった。堂安は「(お互いの)良さは分かっている」とし、久保も「あそこは感覚。同じレフティーで似た特徴の選手がいるとやりやすい」と連動性について語っている。
相馬は前半、何度か左サイドで仕掛けてフィニッシュ演出直前まで行ったが、クロスの精度が上がらず。そのなかで、後半3分に堂安のスルーパスからネットを揺らし、リードを4点に広げた。堂安のなかでは、右サイドバックが酒井、左サイドバックがMF中山雄太(ズウォレ)だったことも踏まえ、バランスを取っていたことを明かしている。
「俺とタケ(久保)はポジションを入れ替えながら、というのもあった。相馬くんは1対1を仕掛けたがる。左サイドバックが雄太くんで、果敢に攻めるタイプじゃないので、良さを引き出し合いながらやろうと話していました」
3人がゴール揃い踏みと結果を残した点でも、東京五輪に向けて有力オプションの一つになりそうだ。