「日本は非常に良いチーム」 6失点完敗のU-24ガーナ監督、2選手を名指しして称賛
ガーナのファビン監督「ヘタフェの久保やサンプドリアの吉田は非常に良い選手」
東京五輪を目指すU-24日本代表は5日、国際親善試合のU-24ガーナ代表戦に臨み、6-0で大勝した。前半にMF堂安律(ビーレフェルト)とMF久保建英(ヘタフェ)がゴールを奪い、前半だけで3-0とリードする圧倒的な戦いぶりに、ガーナのサミュエル・クワシ・ファビン監督は「日本は非常に良いチーム」と称えた。
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DF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ→未定)、MF遠藤航(シュツットガルト)というオーバーエイジの3人を加えたU-24日本代表にとって、この試合は本大会初戦で対戦する南アフリカ戦を想定した一戦だった。試合が始まると、U-23アフリカネーションズカップで、その南アフリカ代表に敗れて4位となり、東京五輪の出場権を逃したU-24ガーナ代表を寄せつけない。
前半16分に堂安のボレーで先制すると、同32分にも久保のゴールでリードを広げる。さらに酒井が誘発したオウンゴールで3-0とリードを広げた日本は、後半も攻撃的な姿勢を緩めず。後半3分にMF相馬勇紀(名古屋)が得点を決めると、1トップのFW上田綺世(鹿島)もゴールを決め、先発した1トップと2列目の3人全員がゴールという結果を出した。さらに後半44分には途中出場したMF三笘薫(川崎)も追加点を決め、6-0と大勝を収めている。
ファビン監督は試合後の記者会見で、「U-24日本代表は良い試合運びだった。こちらは簡単に失点してしまった。後半に修正を試みたが、ディフェンスにミスもあり、ずっと上手くいかなかったところがあった」と振り返り、「日本は非常に良いチーム。選手名は忘れているが、ヘタフェの久保やサンプドリアの吉田は分かる。非常に良い選手だと思う」と2人の名前を挙げながら日本の戦いぶりを称えた。
その一方で、今回のガーナはコンディション面に問題があったことを明かし、「ガーナのU-24はまだ編成されたばかりだが、他のチームは準備万端。コンディションは比べものにならない。日本も頑張らないと勝てないチームがアフリカにはたくさんいる」と助言。日本が東京五輪初戦で激突する南アフリカは、警戒すべきチームだと語っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)