久保&堂安に次ぐ“第3の攻撃オプション”を探せ U-24日本代表、2列目の“最適解”は?
2列目を生かすにはボランチの働きは不可欠
■候補3:三笘薫―久保建英―三好康児
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A代表戦では遠藤渓太、久保、三好の3人が起用されたが、立ち上がりの失点でリズムを掴めず、連係らしい連係はなかった。遠藤渓よりも個人打開力で勝る三笘を入れ、堂安とのトリオとはまた違った特徴を模索するのも一つの手だろう。
■候補4:前田大然―堂安律―相馬勇紀
A代表戦の後半28分から一緒にプレーした3人。前田のスピードと推進力、相馬の果敢な仕掛けは、目を引くものがあった。サイドアタッカータイプの堂安を中央に置くのは、彼のプレースペースを狭める形になるが、年代別代表ではスルーパスを供給する役割も見せてきただけに、アジャストはできるだろう。両サイドの2人がハードワークでき、相手にプレッシャーをかけられるのも魅力の一つだ。
2列目を生かすうえで不可欠なのは、ボランチの距離感と機能性だ。A代表戦ではスタメン出場したMF中山雄太(ズウォレ)とMF板倉滉(フローニンゲン)のボランチコンビが機能せず、OA枠の遠藤航に代わってからチームが活力を取り戻し、前へのプレーが増えた。
久保は「遠藤(航)選手が入って落ち着いた。入ってほしい場所に来て前を向いてくれる。どんなプレーをするか頭に入っていて、余裕を持ってプレーできること。個人だけでなく、チーム全体の時間帯や流れを見てやることが、大人なのかなと感じた」と、その効果について語った一方、遠藤航はこのように現状の課題を指摘している。
「ボランチ2人の距離感が良くなかった。(板倉)滉と(中山)雄太も1人が間に落ちて、1人が高く取ろうとしたが、お互いが近い。どちらか1人が捕まって、ボールを動かせない感覚があった。後半はトップ下の(堂安)律とかがトライアングルを作れた。そこが良かったかなと。滉と雄太もそこはできる。ちょっとしたポジショニングの立ち位置が課題かなと思います」
2列目を機能させるうえでも、ボランチの働きは不可欠な要素となりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)