久保&堂安に次ぐ“第3の攻撃オプション”を探せ U-24日本代表、2列目の“最適解”は?
Jリーグで旋風を巻き起こす三笘をどのように海外組に組み込むか
東京五輪への強化を図るU-24日本代表は、5日にベスト電器スタジアムでU-24ガーナ代表と国際親善試合を行う。オーバーエイジ(OA)枠のDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ→未定)、MF遠藤航(シュツットガルト)も起用される見込みで、東京五輪世代のDF冨安健洋(ボローニャ)を含めた“A代表常連メンバー”が揃うことで、守備の安定はある程度計算できるだろう。
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五輪本大会に向けて“見極め”を進めたいのが、2列目の最適解だ。3日に札幌ドームで行われたA代表とのチャリティーマッチでは、MF久保建英(ヘタフェ)、MF三好康児(アントワープ)、MF遠藤渓太(ウニオン・ベルリン)の3人でスタートしたが、A代表にボランチが封じ込まれた影響で、連動したプレーはほとんど見られなかった。ここでは、いくつかのユニット候補を見ていく。
■候補1:三笘薫―久保建英―堂安律
最も期待値の高い組み合わせがこの3人だろう。堂安&久保の海外組に、独特なリズムのドリブルでJリーグを席巻している三笘が加わった攻撃が、どのような猛威を振るうのか興味深い。もっとも、これまで全員が同時にピッチに立ったことはなく、化学反応は未知数。ボランチへの守備の負担が増すことも考えられるが、U-24ガーナ戦を含めてテストし、是が非でも優先オプションとして確立しておきたいところだ。
■候補2:三好康児―久保建英―堂安律
2019年11月のU-22コロンビア代表戦(0-2)で、後半17分から同時起用された3人。森保一監督は4-2-3-1へとシステムを変更し、2列目にレフティー3人(左から久保、堂安、三好)を並べた。久保を起点に、堂安、三好とパスがつながる場面もあり、イメージ共有や連係は発展途上ながら、全員がボールをキープでき、最前線を上手く使えるという意味でも有効な組み合わせかもしれない。