英雄テベス、ボカ退団を発表 引退については明言避ける「今は一歩離れる必要がある」
4日の記者会見で表明「ボカの色を着ることはない」
元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスがボカ・ジュニアーズからの退団を発表した。引退については明言を避けたが、家族との時間を優先するためにピッチを離れるという。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。
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ボカの下部組織で育ちプロデビューを果たしたテベスは、ブラジルのコリンチャンスを経てからマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、ユベントスなど欧州でのキャリアを積んだ。2015年にボカに復帰。17年シーズンは中国・上海申花でプレーしたが、その後再びボカに復帰していた。リーベル・プレートと並ぶアルゼンチン屈指の名門でリーグ制覇を通算3度果たしているほか、コパ・リベルタドーレスやトヨタカップの優勝経験を持つ。
ボカにとっては押しも押されもせぬレジェンドのテベスだが、現地時間4日の記者会見で「休養が必要」と語り、退団を表明した。
「3カ月後にはまたプレーしたいという気持ちが湧いてくるかもしれないし、これで引退と言えるかどうかは分からない。だが、ボカの色を着ることはない。その章はもう終わったんだ」
37歳のテベスは、ボカ以外のアルゼンチンのクラブでプレーするつもりがないことも付け加えている。このまま引退するかどうかについて明言は避けたが、今は家族との時間を優先するつもりだという。
「今日は人生で最も悲しい日の一つになったが、自分の決断には満足している。メンタル的に100%ではないので、今は一歩離れる必要があると感じている。私は元気だが、ボカは120%の私を必要としている。今はそれをクラブに提供することができない。(3カ月前に亡くなった)父親の死を悼む時間もなかった。今はピッチから離れて家族と過ごす時間が必要なんだ」
輝かしいキャリアを歩んだアタッカーは、愛するボカのユニフォームに別れを告げた。
(FOOTBALL ZONE編集部)