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「罰金は科されない」 アルゼンチン代表の追悼ユニフォームに母国注目「許可を得た」
W杯予選・チリ戦前に"英雄"マラドーナ氏の写真が貼られたユニフォームを着用
アルゼンチン代表は現地時間3日、カタール・ワールドカップ(W杯)南米予選第7節でチリ代表と対戦し、1-1で引き分けた。試合前、昨年11月に亡くなった”英雄”ディエゴ・マラドーナ氏への追悼セレモニーが行われ、母国メディアは選手たちがマラドーナ氏の写真が貼られたユニフォームを身に纏った場面に注目している。
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ホームにチリを迎えたアルゼンチンは、前半24分にエースFWリオネル・メッシのPKで先制も、同36分にFWアレクシス・サンチェスに同点ゴールを決められ、1-1で引き分けた。この試合はアルゼンチンA代表にとって、マラドーナ氏の逝去後、初の公式戦だったため、試合前には追悼セレモニーが行われた。
試合が行われたスタジアム「エスタディオ・ウニコ・マドレ・デ・シウダデス」の前には、マラドーナ氏の銅像が設置され、そのお披露目式典を実施。さらに代表選手たちは、胸元にマラドーナ氏の写真が貼られたユニフォームを身に纏ってスタジアムに入場し、母国の英雄へ敬意を表した。
この場面に、アルゼンチン放送局「TyC Sports」は「アルゼンチンはFIFAの許可を得て、マラドーナのトリビュートシャツを着てチリ戦に臨んだ」と注目している。記事によると、同国サッカー協会はW杯予選でこの特別ユニフォームを着用可能かどうか、事前にFIFA(国際サッカー連盟)へ確認せずに国歌斉唱時まで使用することを決定していたという。
それでも「数時間後、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長により、このシャツに対して罰金は科されないことが確認され、規定は問題ではなかった」とのこと。マラドーナ氏への追悼に関しては、U-24アルゼンチン代表が今年3月、U-24日本代表と国際親善試合を行った際にも実施されたが、今回はA代表にその場が設けられる形となった。