「退場にすべき?」 ウルグアイ代表MFの“飛び蹴り”クリアが南米で波紋「危険な行動」
ベシーノが高く上げた右足の足裏が、パラグアイ代表MFの顔面に当たる
ウルグアイ代表は現地時間3日、ワールドカップ(W杯)南米予選第7節パラグアイ代表戦に臨み、ホームで0-0と引き分けた。W杯予選らしい潰し合う展開となったなか、前半に起きた危険なプレーが海外メディアで波紋を呼んでいる。
コパ・アメリカ(南米選手権)の開幕を11日に控えるなか、各地でW杯予選が再開され、ウルグアイはホームに難敵パラグアイを迎えた。エースのFWルイス・スアレスやMFフェデリコ・バルベルデらが出場するも、最後まで相手の守備を崩せずにスコアレスドローとなった。
ホームチームにとっては不完全燃焼な結果となったが、前半には退場となってもおかしくないシーンが起きていた。前半25分、中盤でボールを受けたウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノだったが、トラップしたボールがその場で高く上がった。パラグアイ代表MFアンヘル・カルドーソ・ルセナが頭から飛び込むなか、ベシーノは右足を高く振り上げてクリアを試みる。一瞬早くボールに触り蹴り出すものの、振り上げた右足の足裏がルセナの顔面に当たる形となった。
一歩間違えれば大怪我にもなりかねない危険なシーンだったが、主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるチェックの末に、ベシーノにイエローカードを提示した。
この場面に海外メディアも反応。「Diario HOY Paraguay」公式ツイッターは「退場にすべき?」と疑問を投げかけ、「マティアス・ベシーノはアンヘル・カルドーソの頭を“突き刺した”」と飛び蹴りのような格好になった危険なプレーだったとしている。またペルーメディア「EL BOCON」も、ベシーノのプレーを「危険な行動」と記し、退場になってもおかしくなかったと指摘。また、キックを受ける形となったカルドーソが、「出血する怪我を負った」とも記している。
ベシーノのプレーは故意ではなかったとはいえ、足を高く上げる危険なプレーだったため、警告止まりの判定が波紋を広げているようだ。