「彼の涙は信じない」 アグエロ父、グアルディオラを痛烈批判「誠実さがなかった」
10シーズンを過ごしたマンCを退団、父親がペップの振る舞いに不満
バルセロナへの加入が決まったアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの父親が、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督に対して「彼の涙は信じない。息子に対する誠実さがなかった」と辛辣な言葉を並べて批判した。
アグエロは10シーズンプレーしたシティを今季限りで退団し、来季はバルセロナに加入することが決定している。プレミアリーグでは外国人選手として史上最多の184得点を挙げ、文字通りクラブのレジェンドとなってチームを去ることになった。
アグエロが2得点を決めて有終の美を飾った本拠地エティハド・スタジアムでのプレミアリーグ最終節エバートン戦(5-0)の試合後インタビューでは、グアルディオラ監督が涙を浮かべて「我々は彼を愛している。彼(アグエロ)の代わりはいない」と語る一幕もあったが、アグエロの父リオネル・デル・カスティージョ氏はその涙が偽りのものだと感じているようだ。スペイン紙「マルカ」によると、同氏はアルゼンチンの「Radio La Red」でペップについて次のように語ったという。
「私は彼の涙は信じない。彼には息子に対する誠実さがなかった。私の考えでは、彼は息子のことを求めていなかった。グアルディオラは偉大な監督だが、彼は常に自分がチームの中心人物でありたいと思っている。日によって選手や中盤の配置を変えている。選手たちは自分が重要であるかどうか分からない。彼はセルヒオについて代わりがいないと言っていたわりに、彼はもうチームにいないじゃないか」
アグエロの父親はペップの”自己中心的”な振る舞いに不満を感じていたようだ。その一方で、「彼(アグエロ)は移籍をして幸せだ。15年来の友人であるメッシとは常に連絡を取っていた。メッシはバルセロナに残留するようだし、彼らは一緒にプレーできそうだ」と、新天地で“盟友”リオネル・メッシとのコンビ結成に大きな期待を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)