日本代表“兄弟対決”セクション別分析 A代表の収穫、U-24日本代表の露呈した課題は?
A代表vsU-24代表のチャリティーマッチを4つのセクション別にチェック
日本代表(A代表)とU-24日本代表の“兄弟対決”が3日に札幌ドームで行われ、A代表が経験の違いを見せつける形で3-0と勝利した。A代表は7日にワールドカップ・アジア2次予選タジキスタン戦(パナソニックスタジアム吹田)、U-24日本代表は5日にU-24ガーナ代表との国際親善試合を控えるなかで、どのような収穫・課題があったのか。両チームを「GK」「DF」「MF」「FW」のセクション別にチェックしていく。
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【A代表】
GK
<出場選手>
シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/→HT OUT)
中村航輔(ポルティモネンセ/←HT IN)
前半21分にU-24代表FW田川に1対1に持ち込まれたシーンが、最大にして唯一と言えるピンチ。シュミットが飛び出してプレッシャーをかけ、枠外へ外させた。前半44分のFKでのハイボールも、パンチングで巧みに処理した。後半から出場した中村は、最終盤に相手FW林のシュートをセーブしたが、守備機会自体は多くなかった。
DF
<出場選手>
長友佑都(マルセイユ/→HT OUT)
谷口彰悟(川崎)
室屋 成(ハノーファー/→後半35分OUT)
植田直通(ニーム)
小川諒也(FC東京/←HT IN)
昌子 源(G大阪/←後半26分IN)
山根視来(川崎/←後半35分IN)
ポイントとしては、U-24代表合流のため吉田、冨安、酒井が抜けた穴をどのように埋めるかだった。センターバック(CB)には3年半ぶりの代表復帰となった谷口と植田がコンビを組み、右サイドバック(SB)には室屋が起用された。植田は久保に抜かれ、室屋は足をつって交代する一幕もあったが、無失点とトータル的には及第点。森保一監督は守備の確認ができたのは試合前日だけだったことを明かしたうえで、「非常に良かった」と評価している。長友に代わって後半から出場した小川も、自慢の左足でチーム3点目を生む糸口を作った。