「目標達成は難しい」 森保監督、五輪金メダルを目指すU-24日本代表に強度アップを要求
立ち上がりにA代表相手に後手を踏み、リズムを掴み切れずに0-3で敗戦
東京五輪を目指すU-24日本代表は3日、札幌ドームで日本代表(A代表)とチャリティーマッチを行い、0-3で敗れた。“兄貴分”のA代表に力の差を見せつけられる形となったが、この日はA代表を率いた森保一監督は、試合後のオンライン会見で「今日のプレー強度の中で自分のプレーができないと目標達成は難しい」と奮起を促した。
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U-24日本代表は立ち上がりの前半2分、セットプレーからファーサイドでフリーになったMF橋本拳人(ロストフ)に押し込まれ、リズムを掴む前に先制点を許してしまう。前半41分には、DF町田浩樹(鹿島アントラーズ)のパスミスをきっかけにMF鎌田大地(フランクフルト)に追加点を奪われ、後半7分にはサイドを崩されて3点差に突き放された。
U-24日本代表は前半45分プレーしたMF久保建英(ヘタフェ)、後半28分から出場したMF堂安律(ビーレフェルト)が攻撃を牽引し、チームとしてはシュート9本を放ったが、ビルドアップや球際ではA代表に対して後手を踏んでいるのは明らかだった。
A代表の指揮官として、U-24日本代表のプレーを見た森保監督は、「U-24代表はスタートでA代表に圧倒されるところはあったが、徐々に力は発揮してくれた。お互いに勝ちにこだわって、局面での戦いにこだわって、しのぎを削れた」と一定の評価をしつつ、自国開催の五輪で金メダル獲得を目指している立場からすれば、まだ物足りないとの見解も示している。
「今日出たメンバーの全員ではないが、物足りない部分があった。オリンピックで我々は金メダルを目指して戦っているなかで、今日の試合の強度の中でしっかりと自分のプレーを発揮できないと目標達成は難しい。目標を達成しようと思った時には、今日の強度の中でプレーできる選手でなければ、日本代表のメンバーに入ってくるのは難しいと思う。ただ、若い選手たちは短期間で一気に変わるし、今日の強度で刺激を受けたと思うので、『俺は変わったぞ』とU-24代表の活動で見せてほしい」
森保監督は5日のU-24ガーナ戦(ベスト電器スタジアム)、12日のジャマイカ戦(豊田スタジアム)でのU-24日本代表メンバーの奮起に期待していた。
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