堂安律、ビーレフェルト退団へ 海外メディア報道「来季PSVでのプレーは不透明」
レンタル先のビーレフェルトが買取り希望も、高額の移籍金がネックに
U-24日本代表MF堂安律はドイツ1部アルミニア・ビーレフェルトをブンデスリーガ残留に導く活躍を見せたが、完全移籍での加入は実現しなかったようだ。ビーレフェルトは買取を希望していたが、オプション行使のための500万ユーロ(約6億7000万円)を用意できずに断念したと、オランダメディアが報じている。
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堂安は2019年夏にオランダ1部フローニンヘンから同1部の強豪PSVへ移籍したが、翌20年夏に出場機会を求めて1年間の期限付き移籍でビーレフェルトに加入。初挑戦のブンデスリーガでは全34試合に出場し、5得点3アシストとチームを牽引する活躍で、年間ベストルーキー候補にも選ばれた。
ビーレフェルトは堂安の完全移籍を希望していたものの、買取オプションの行使には500万ユーロが必要となる。ビーレフェルトはこの資金を用意することができず、堂安獲得を断念せざるを得なかったという。同クラブのスポーツディレクター、サミル・アラビ氏はドイツ誌「キッカー」で、「ノーチャンス。律は我々の下から去る」と堂安獲得から手を引くことを明かした。
オランダメディア「VoetbalPrimeur.nl」によればビーレフェルトにとって500万ユーロは非常に大きな金額で、堂安の年俸を合わせればクラブの年間予選の20〜30パーセントを占めるものだと伝えられている。クラブは今季15位で1部残留を果たしたとはいえ、それだけの資金を調達することは難しかったようだ。
一方で「堂安が来シーズン、PSVのシャツを着てプレーするかどうかは不透明だ」とも指摘。オランダ紙「Eindhovens Dagblad」により「いくつかのクラブが名乗りを上げている」と報じられた事実も紹介されており、今後の動向が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)