「美しい連係プレー」 フランス代表、名手連動のゴラッソ…「最高の状態」と海外称賛
ウェールズとのテストマッチに3-0快勝、グリーズマンの2点目に称賛の声
フランス代表は現地時間2日、ウェールズ代表との国際親善試合に臨み、3-0で快勝した。2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に続くメジャートーナメント制覇を目指し、欧州選手権(EURO)開幕へ順調な歩みを進める優勝候補だが、後半開始直後に生まれた2点目のシーンが美しい連係から生まれたと、海外メディアから称賛の声が上がっている。
2012年からディディエ・デシャン監督が率いるフランスは、母国開催だった16年のEUROで決勝に進出するも、ポルトガルに延長戦の末に0-1で敗れて準優勝。その悔しさを胸に臨んだ18年ロシアW杯では、見事に史上2度目の世界一となった。
充実の時を過ごしているフランスだが、今回のEUROでは“死の組”と言えるグループFに入った。15日の初戦でいきなりドイツと顔を合わせ、19日にハンガリー、そして23日の第3戦ではポルトガルと激突。“死の組”突破に向けて2日にはウェールズとテストマッチを行い、前半に退場者を出した相手を圧倒した。
そのなかで海外メディアで話題となっているのが、後半2分に生まれたFWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)による2点目のシーンだ。敵陣ペナルティーエリア手前で右サイドのMFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)からパスを受けたFWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)は、右足の足裏で後方へフリック。グリーズマンがフリーでボールを収めると、左に切り返して左足を一閃。美しいコントロールショットがゴール左上隅に吸い込まれた。
この一撃に海外メディアも反応しており、米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式ツイッターが「ムバッペとグリーズマンの美しい連係プレー」と称えれば、オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターも「フランスはEUROのウォームアップで最高の状態を保っている」と伝えている。
優勝候補筆頭として改めて充実ぶりを示したフランス。ドイツと激突する初戦は世界が注目する一戦になりそうだ。