「大敗する可能性も高い」 U-24代表MF堂安律、“格上”A代表との一戦へ危機感
A代表との“異例”の一戦に向けて意気込み 「勝てるのではないかでは駄目」
U-24日本代表は2日、オンライン会見を実施した。翌日に控えた日本代表との”異例”のチャリティーマッチに向けて、MF堂安律(ビーレフェルト)は「勝てる自信は持っていますが、それだけでは大敗する可能性も高い」と語っている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本サッカー協会は、3日に開催予定だったキリンチャレンジカップの日本代表対ジャマイカ戦(札幌ドーム)の中止を決定。新型コロナウイルスに対する防疫措置を施し準備を進めてきたが、ジャマイカ代表チームにおいて、一部の選手(10人)の出発前検査の方法等を理由として、当該10選手が予定されていたフライトに搭乗できず、義務付けられた試合3日前となる5月31日に日本に到着できなかったためと、その理由を発表している。
代わりに、チャリティーマッチとして「日本代表対U-24日本代表」を開催することを発表。5日のU-24ガーナ代表戦に合わせて調整していたU-24日本代表にとっては急遽組み込まれた形となったが、横内昭展監督は「選手たちも明日のゲームにポジティブ」と、選手たちに混乱がないことを明かした。
2列目での出場が期待される堂安は「A代表とやれるのはこれ以上ないテストの相手」と話す一方、「危惧しないといけないのは、A代表の試合が決まり、僕たちも勝てる自信を持っていますが、それだけでは大敗する可能性も高い。すべてを出し切ってやらないといけない。勝てるのではないかという感じでは駄目で、力を出し切ることにフォーカスしないといけない」と、”格上”と位置づけられるA代表との一戦に見解を述べた。
出番が限られたオランダ1部PSVからビーレフェルトへレンタル移籍して戦った今季、堂安は欧州5大リーグの一つであるブンデスリーガ初挑戦ながらも主力としてシーズンフル稼働し、チームの1部残留に貢献。リーグ戦34試合に出場し、5得点3アシストの結果を残した点について「蘇った感覚が大きい」と手応えを示す。
U-24代表でもブンデスリーガでの成長ぶりをぶつける覚悟で「もう正直言うと、この1年シーズンやって体は出来上がっているので体の心配はありません。少し違和感があり、この1週間休みましたがそれも心配なく、コンディションもできているのでやり切ること。あとは休まないといけない。体と頭を休ませて、ギアを挙げて、集中して、作り上げたいなと思います」と意気込んだ。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)