「勝てば評価が変わる」 A代表戦へ決意の三笘、昨季より「上手くなった」動きとは?

U-24日本代表MF三笘薫【写真:河合 拓】
U-24日本代表MF三笘薫【写真:河合 拓】

異例のA代表戦を前に決意表明「この3試合で決まってくる」

 U-24日本代表MF三笘薫(川崎フロンターレ)は2日にオンライン会見に応じ、翌日に急きょ実施されることになったA代表とのチャリティーマッチに向けて意気込みを語った。そのなかでは3月に行われたU-24アルゼンチン代表戦で味わった悔しさとともに、Jリーグで好調を維持する今季「レベルアップした部分」について言及している。

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 日本サッカー協会は、3日に開催予定だったキリンチャレンジカップの日本代表対ジャマイカ代表戦(札幌ドーム)について、新型コロナウイルスに対する防疫措置を施し準備を進めてきたが、ジャマイカの一部選手(10人)が予定されていたフライトに搭乗できず、コロナ禍での開催において義務付けられた試合3日前となる5月31日に日本に到着できなかったため中止を発表。代わりにチャリティーマッチとして、「日本代表対U-24日本代表」の一戦を同会場で開催することを発表した。

 5日にU-24ガーナ代表戦、12日にジャマイカ代表戦を控えるなかでの異例の“兄弟対決”となったなか、3月に続いて招集されている三笘は「A代表と試合ができることはなかなかない」としながら、東京五輪への“最終選考”を前にして決意を口にしている。

「やっぱり結果を出さないと本当に生き残っていけないと思いますし、この3試合で決まってくると思うので目に見える結果を出して生き残りたいという気持ちでやっています」

 三笘がそう口にした背景には、3月に行われたU-24アルゼンチン代表との2連戦での不完全燃焼な思いがある。東京スタジアムで行われた第1戦(0-1)では先発出場するも、得意のドリブル突破を含めて思うようなパフォーマンスを発揮できず、チームが3-0と金星を挙げた北九州スタジアムでの第2戦では後半43分からの途中出場となり、見せ場は作れなかった。

「ゴール前での仕事が評価につながると思いますし、前回はなかなかそういう特長を出せなかったので、自分のプレーをもっともっと出して、アシスト、ゴールをつけることも大事ですし、ハードワークのところでチームを助けたいです」

 一方、Jリーグの舞台ではルーキー最多タイの13ゴールを記録した昨季に続き、今季もここまで20試合8得点と好調を維持。無敗(16勝4分)で首位を快走する川崎攻撃陣のキーマンとなっている。

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