「来季はミランに相応しい10番を」と伊紙が本田を酷評 リーグ戦わずか1得点に失格の烙印

一発勝負のイタリア杯決勝で汚名返上なるか

 本田は前半31分に左足でミドル、後半29分にDFマッティア・デシリオの左クロスに逆サイドから勢いよく入ってヘディングで合わせたが、いずれもローマのポーランド代表GKシュチェスニーへの「パスだった」と指摘されている。

 そして後半4分にこぼれ球に反応し、ノープレッシャーにもかかわらず枠外に外した左足のシュートは、本拠地サン・シーロから徒歩10分のロット駅に届くほどの的外れなものだったと断罪されている。

 今季は公式戦2得点。攻撃的MFとしてはかなり恥ずかしい数字に終わってしまった本田に代わる「背番号10の獲得が必要」と、完全に失格の烙印を押されている。

 シニシャ・ミハイロビッチ前監督が4-4-2システムを基本とし、バランサーとして右サイドハーフでプレーした際には献身性が評価されたが、さすがに地元メディアはフィニッシュへの貢献度の低い本田に対して業を煮やした様子だ。毎シーズン飛び交う「10番剥奪」の声も出るほど、寂しいシーズン閉幕となった。

 一発勝負となる21日のイタリア杯決勝ユベントス戦で、汚名を返上できるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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