韓国代表の“怪物”DF、ユベントス移籍合意報道に母国反響 “2つのオプション”に注目
北京国安のDFキム・ミンジェにイタリア強豪への移籍の可能性が浮上
韓国代表DFキム・ミンジェ(北京国安)が、セリエAの強豪ユベントスとの契約に合意したというポルトガルメディアの報道が、韓国内で大きなニュースになっている。
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キム・ミンジェのユベントス行きを報じたのは5月31日付けのポルトガルメディア「Sic Noticias」で、韓国の各メディアがその内容を引用して一斉に報じている。その内容はかなり詳細だ。
「キム・ミンジェはすでにユベントス移籍に合意した。契約期間は2025年6月までで、4500万ユーロ相当(約60億円)のバイアウト(契約解除違約金)が含まれている」と報じ、そこには2つのオプションが用意されているという。
ちなみにキム・ミンジェは、北京国安と今年12月まで契約が残っている。そのうえで「先にサッスオーロにレンタルさせたあと、2022年1月から加入させる方法が一つ。もう一つは、北京国安で契約満了になったあと、来年1月にユベントスに合流する形だ」と伝えている。
この報道が事実かどうかは、公式発表を待つ以外にないが、今年1月にもトッテナムやアヤックスなど多数の欧州クラブが獲得に動いていたという報道もあったほどだ。
キム・ミンジェは2017年にKリーグの全北現代でプロデビューし、2019年1月から北京国安でプレー。190センチの恵まれた体格を生かした強固な守備で“怪物”の異名を取る。
晴れてユベントスに移籍することになるのか――。今後の動向に注目したい。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。