正真正銘の伝説となったイブラ 今季38ゴールでPSG史上シーズン最多得点記録を更新
最終節のナント戦で貫録の2ゴール
パリ・サンジェルマン(PSG)のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、今季のリーグアン最終節ナント戦で前半17分と後半44分に貫禄の2ゴールを決め、4-0の大勝に貢献。リーグ戦でのゴールを「38」に乗せクラブレコードを更新した。
まさにスウェーデン代表FWの独壇場だった。前半17分、イブラヒモビッチは右サイドを抜け出したMFディ・マリアのクロスを胸で押し込みチームに先制点をもたらした。同44分にはドリブルで相手をひきつけ、エリア内のディ・マリアヘパスを送ると、FWルーカスへつながり2点目が生まれた。後半7分にはゴール正面で得た直接FKから強烈なシュート。GKはなんとか弾いたものの、こぼれ球をDFマルキーニョスが押し込んだ。そして試合終了間際の同44分には、MFパストーレの右クロスから高さを生かしたヘディング弾を決めた。イブラヒモビッチが全ゴールに絡む圧倒的な活躍を見せた。
2ゴール目を決めた後、イブラヒモビッチは自身と同じ背番号「10」と、それぞれ「KING」、「LEGEND」と刻まれたユニホームに身を包んだ二人の愛息子とともにピッチを後にした。サポーターもスタンディングオベーションでクラブの英雄を称えた。ナント戦の前には、自身のツイッターで「明日がパルク・デ・プランス(PSGの本拠地)でのラストゲーム。私は王(King)のようにやって来て、伝説(Legend)のように去る」とのコメントを残していたが、まさにその言葉が実現した形となった。
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