東京五輪世代の“既存戦力”が感じたOA枠3人の印象は? 選手たちが見据える競争と融合
酒井というライバルが登場した菅原は「成長が必要だから勉強させてもらっている」
一方で、DF陣の反応はまた少々異なる。酒井はサイドバックの強力なライバルとなるDF菅原由勢(AZ)は、吸収できることは吸収しつつ、「負けないようにやっていきたい」と闘志を覗かせる。
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「日本のことを考えれば、素晴らしい戦力が来ている。競争のある世界なので、そこに打ち勝っていかないといけないとはメンバー発表の時点から感じている。強い気持ち、最大限のプレーを出して食い込めるようにという気持ちはあるけど、成長も必要だからこそ勉強させてもらっている。同じポジションだからこそ負けないようにやっていきたい。
酒井選手と攻撃面の特徴は似ていると思う。酒井選手はミャンマー戦でPKを獲得していたけど、攻撃的なサイドバックとしてペナルティーエリア内に入って仕事をするところは負けてはいけない。守備のところは及ばないと思うけど、オランダでいろんな選手とやって成長は感じているところ。攻撃で負けず、守備でも良さを出してやっていきたい」
U-24日本代表のキャプテンをメインで務めてきたDF中山雄太(ズウォレ)は、A代表のキャプテンである吉田の合流を歓迎するとともに、既存戦力とOA選手との橋渡し役を視野に入れている。
「A代表のキャプテンが来るということで、僕よりも(キャプテンとして)適役なのは分かっている。吉田選手は視野に入れているものが多いし、そこから選択している行動は学ぶものが多い。そういう違いは新しい変化や刺激がU-24の選手に与えられるし、還元されると思う。オーバーエイジの選手はU-24の選手と全員が絡んでいるわけではなかったので、パイプ役はしっかり担いたい」
6月の2試合でOA組3人がどのような融合を果たすのか、大きなポイントになる。
(FOOTBALL ZONE編集部)