「スピードがあってテクニカル」 坂元達裕、“ライバル”伊東純也の印象と自身の優位性は?
A代表初選出は怪我で辞退 「中に切れ込んでのクロス」も選択肢の一つとしてアピール
セレッソ大阪のMF坂元達裕は、今年3月にA代表初選出を果たしたが、怪我で無念の辞退となった。6月シリーズで再びメンバーに名を連ね、5月31日のオンライン会見で「チームに貢献できるような活躍をしたい」と意気込んだ。
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坂元プロ2年目の昨季、モンテディオ山形からC大阪へステップアップ移籍し、リーグ戦33試合2ゴールを記録。今季も自慢のドリブルを武器に、右サイドを活性化して攻撃を牽引している。
3月21日のJ1リーグ第6節湘南ベルマーレ戦(0-0)で左ハムストリング筋損傷と診断され、3月シリーズは無念の辞退。坂元も「前回、直前で怪我をしてしまって、悔しい思いをした」と胸中を吐露する。それだけに、「今回は結果を残して、チームに貢献できるような活躍をしたい」と気合いも入っているようだ。
森保一監督率いるA代表は4-2-3-1をメインシステムとするなかで、坂元がC大阪で主戦場とする右サイドにはMF伊東純也(ヘンク)がおり、5月28日のワールドカップ・アジア2次予選ミャンマー戦(10-0)でもサイドから攻撃を活性化していた。坂元は伊東のプレーの印象をこのように話す。
「ミャンマー戦は伊東純也さんがプレーしていて、スピードがあって縦に抜けるプレーが多く、自分も求められると思う。高い位置で、よりゴールに近い位置で良さを出すのが大事だと思う」
また、伊東と自身の比較については、「伊東純也さんはスピードがあってテクニカルな選手。自分は左利きなので、中に切り込んでからのクロスという選択肢もある。そういうところで良さを出したい。相手の切り方や状況を見て、突破も判断していけたら良いと思う」と続けた。
坂元は東洋大から2019年にJ2の山形に入団し、C大阪移籍、日本代表選出と一歩ずつ這い上がってきた。本人も同じような境遇の選手に勇気を与えたい思いがあるという。
「小さい頃にプロを目指す始めてから、自分よりも上手い選手がたくさんいるなか、世代別代表に手が届くような存在ではなく、挫折もたくさんした。プロの世界に入れるか分からない時期もあった。ここまでチャレンジする場を与えてもらったのは嬉しい。這い上がってきたからこそ、代表の舞台で結果を出して、今くすぶっている若い選手に希望や夢を与えられると思う。個々で活躍して結果を出したい」
24歳の新進気鋭のアタッカーが、どのように自分で道を切り開いていくのか、注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)