「吉田選手、冨安選手の壁は高い」 谷口彰悟、3年半ぶりのA代表に見据える“あるべき姿”
2017年以来のA代表で、「CBでもっと戦える選手がほかに出ないといけない」と意欲
川崎フロンターレのDF谷口彰悟は今回、3年半ぶりの日本代表復帰を果たした。東京五輪を控えるU-24日本代表との平行活動によるメンバー選考の妙もあるなかで、「吉田選手、冨安選手の壁は高い」としつつも、ポジション争いを活性化できるような存在になりたいと5月31日のオンライン会見で語った。
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プロ2年目の2015年6月にA代表デビューを飾った谷口。17年を経て、今回が3年半ぶりの選出となる。代表デビュー当時はボランチでの起用だったが、今回はレギュラー格のDF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)がU-24日本代表の活動に回るため、代役候補の1人として谷口に白羽の矢が立った。
「吉田選手、冨安選手がU-24日本代表に行くので、その2枠に入れてもらったという感じがある。吉田選手、冨安選手の壁は高いと、テレビで代表戦を見ていれば分かること。ただ、その2人の陰に甘んじていてはダメだと思うので、日本のセンターバックでもっとほかに戦える選手が出ないといけないし、自分がそういう選手になりたい」
谷口は2017、18、20年とJ1リーグを制した川崎で主力を張りながらも、代表の舞台からは遠ざかっていた。「パフォーマンスが代表につながってこないと本当の充実感は得られない」と明かしつつも、「課題も見つめながらやってきたつもり」と自負を覗かせる。
「チャンスがどれくらい回ってくるかは分からないけど、2人(吉田と冨安)を脅かすようなパフォーマンスを出さないといけない。それは僕だけでなく、ほかのセンターバックも同じことを考えていると思う。今回のチャンスをつなげていくために、目の前の試合を全力で戦いたい。結果を残せば、最終予選とかで使えると思ってもらえる可能性も広がると思う」
6月3日のキリンチャレンジカップ・ジャマイカ戦以降の4試合でどれだけアピールできるか、谷口の真価が問われることになる。
(FOOTBALL ZONE編集部)