ムバッペ獲りに影響 レアル、ポチェッティーノ監督が次期指揮官の第1候補であるワケ
ムバッペと好関係を築くポチェッティーノ監督を最優先で追う
レアル・マドリードは退任が決まったジネディーヌ・ジダン監督の後任として、パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督が第一候補に浮上している。このアルゼンチン指揮官の招聘は、フランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。
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2018-19シーズン途中から第二次政権を築いたジダン監督は、11シーズンぶりの無冠に終わった今季をもってレアルの指揮官の座を退いた。通算でリーガ・エスパニョーラを2度、UEFAチャンピオンズリーグを3度制したカリスマに代わる後任人事は大きな関心事となっている。
候補者が浮いては消え、消えては浮くような状況だったが、スペイン紙「AS」はその哲学とパーソナリティーがクラブにマッチしているポチェッティーノ監督が第一候補だとしている。そして、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)を率いるラウール・ゴンザレス監督が二番手の予想だ。
ポチェッティーノ監督がナンバーワン候補となっている背景には、レアル側にはある思惑があるようだ。それは、選手補強のメインターゲットであるPSGのフランス代表FWムバッペ獲得に有利に働く可能性があるということ。記事によれば、今年3月からPSGを率いるポチェッティーノ監督はムバッペとすでに良好な関係を築いており、レアルは同監督を迎えることでムバッペにとってのレアル移籍がより魅力的なものになることを理解しているという。
だからこそ、レアルとしては真正面からポチェッティーノ監督の引き抜きに動くことはしないという。それはやはりムバッペ獲得の前にPSGとの良好な関係を悪化させるわけにはいかないためで、まずはポチェッティーノ監督がPSGに退団の意思を伝える最初のステップが必要になるが、来週にもその話し合いが行われるとレアルは確信しているという。
レアルとしてはBチームからの昇格の線を残すラウール監督の“後ろ盾”があることで監督選びにおいては冷静さを保っているというが、やはり第一希望はムバッペ獲得も見据えたポチェッティーノ監督の招聘だ。トッテナム復帰も噂もあるなかで、意中のアルゼンチン指揮官を迎え入れることはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)