ルカクは「現実的なターゲット」 チェルシーは移籍金156億円からの値下げ交渉を希望
トッテナムFWケインやドルトムントFWハーランドよりも実現度は高いか
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した欧州王者チェルシーは、来季に向けてインテルのベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に動くようだ。英紙「デイリー・メール」は、イングランド代表FWハリー・ケイン(トッテナム)やノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)に比べれば「現実的」なターゲットであるとし、チェルシーは1億ポンド(約156億円)からの値下げ交渉を望んでいるという。
今季セリエAで得点ランキング2位の24得点を決め、インテルにとって11シーズンぶりのリーグ優勝に貢献したルカク。18歳だった2011年にベルギーのアンデルレヒトからチェルシーへ完全移籍したが、ロンドンでは出場機会に恵まれず、レンタル移籍を繰り返した後の2014年にエバートンへ完全移籍していた。
マンチェスター・ユナイテッドを経て、2019年からプレーするインテルでは不動のエースとして活躍したが、アントニオ・コンテ監督の退任によって移籍の可能性が浮上。そして、そのなかで古巣チェルシーへの復帰説も持ち上がっていた。
チェルシーのストライカー補強候補にはトッテナムからの退団希望を持っているというケインやハーランドといった名前が挙がるが、記事ではルカクは2人よりも「現実的なターゲット」だとされている。ケインはトッテナムが同じロンドンを本拠地とするクラブへの移籍は認めない構えで、ハーランドはレアル・マドリードを筆頭にメガクラブによる争奪戦が予想されるためだ。そうした背景もあり、チェルシーはルカクをメインターゲットと定めたようだ。インテルはルカクに1億ポンドの値札をつけているが、チェルシーはそこからの値下げ交渉を望んでいるという。
トーマス・トゥヘル監督の下でCLを制し、来季こそはプレミアリーグタイトルの奪還を狙うチェルシー。補強ポイントである9番のポジションにルカクを加え、盤石の布陣を築くことができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)