OBのネビル氏がレスターに敗れたマン・Uの守備陣を批判 「タフさがなく、いじめに遭っていただけに思える」

露見した守備の駒不足

 マンチェスター・ユナイテッド(マン・U)のOBで現在イングランド代表コーチのガリー・ネビル氏は、21日に敵地でレスター・シティと対戦し、3-5で逆転負けを喫したマン・Uの守備陣を強く批判した。
 英「スカイ・スポーツ」で解説を務めたネビル氏は、古巣の惨敗に手厳しかった。
 
「前に行くという部分では、これまでの1年、1年半の中でだいぶ向上している。だが、前半、相手のFWに対するロングボールを全てレスターの選手に奪われていた。ファーストボールもセカンドボールも、だ」
 攻守に連動性を求めるファン・ハール監督だが、守備陣が脆弱性を露見。3-1からリードを守りきれず、プレミア昇格直後の格下に終盤圧倒された。
 守備の駒不足は、開幕前から指摘され続けた弱点だった。ルイス・ファン・ハール監督は移籍市場で1億5000万ポンドという巨額の資金をつぎ込み、選手を買いあさった。だが、チームに加入したのは、FWファルカオ、MFディマリア、MFエレーラといった豪華な攻撃のタレントばかり。OBの元イングランド代表FWマイケル・オーウェンも「補強すべきところはそこではない」と首をひねる。最終ラインと、守備的MFの強化を怠り、ダブついている前線の強化に躍起になったオランダ人指揮官の手抜かりを鋭く指摘していた。

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