「改めて上手い」と称えた選手は? 日本代表「ミャンマー戦出場16人」を金田喜稔が採点
室屋は45分間で2アシスト、精度の高いクロスを評価
<途中出場>
■植田直通(ニーム/DF/←ハーフタイムIN)=★★★★
後半から吉田に代わって出場。相手に危険なシーンを作られることはほとんどなく、空中戦も無難に対応した。日本のセットプレーでは果敢に点を取る意欲を見せていた。
■室屋 成(ハノーファー/DF/←ハーフタイムIN)=★★★★
これまでの試合ではクロス精度に課題を残すことがあったが、ミャンマー戦では後半45分間のプレーで2アシスト。それ以外の場面でも精度の高いボールを供給しており、的確な攻撃参加でチャンスを演出していた。
■原口元気(ウニオン・ベルリン/MF/←後半17分IN)=★★★★
相変わらず短い時間でも、攻守にわたって原口らしさを見せた。ドリブルで仕掛けて取られたシーンもあったが、限られた出場時間のなかでバランスだけを考えてプレーするのではなく、積極的な姿勢を見せた点は評価したい。
■橋本拳人(ロストフ/MF/←後半24分IN)=評価なし
遠藤に代わって出場。一方的な試合展開のなかで見せ場はなかったものの、昨年11月のメキシコ戦以来となる代表戦で無難にプレーした。
■浅野拓磨(無所属/FW/←後半33分IN)=評価なし
短い出場時間のなか、右サイドに入った。起用されるポジションが1トップだろうと両サイドハーフだろうと、やはり抜群のスピードと欧州で実証済みの得点力は魅力。ジョーカーとしては外せない人材だ。来季の所属クラブが未定という状況で、代表に選んでもらった部分での気合いも感じた。
[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)
1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。
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(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)
金田喜稔
かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。