「何が死の組だよ」 東京五輪、日本の報道に闘莉王が異論「アテネのほうがよっぽど…」

異論を唱えた元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:Getty Images】
異論を唱えた元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:Getty Images】

「闘莉王TV」で東京五輪を特集、ブラジルの入ったD組こそが「死の組」と主張

 東京五輪で7大会連続の本大会出場となるサッカー男子の日本代表は、グループリーグでフランス、メキシコ、南アフリカと同じA組に入った。「死の組」とも称されるが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「全然違う」と一刀両断。前回覇者ブラジルとドイツが同組になったD組と、自身が出場した2004年アテネ大会のグループこそが「死の組」だと主張している。

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 東京五輪に向けて強化を進めるU-24日本代表は、6月シリーズからA代表のDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航の3人をオーバーエイジとして合流させ、ついに本番モードに突入する。7月22日から始まる本大会での躍進に注目が集まるなか、闘莉王氏は自身の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で五輪を展望した。

 FIFAランク28位の日本が入ったA組は2位フランス、11位メキシコ、75位南アフリカと難敵揃い。「死の組」という表現もされるが、闘将は「死の組? 全然違う。ドイツ、ブラジル(のD組)を見たら分かるでしょ。何が死の組だよ。ブラジル大変ですよ。何かハプニングが起こりそうな組だと予想できる」と持論を展開。リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したブラジル、ドイツ、コートジボワール、サウジアラビアの入ったD組こそが「死の組」だと断言し、波乱の展開も予想していた。

 さらには闘莉王氏自身、2004年アテネ五輪代表として出場した経験があるが、「それ(アテネ五輪)のほうがよっぽど死の組」と振り返った。同組になったパラグアイとイタリアに敗れたが、いずれも銀メダルと銅メダルを獲得。ガーナ相手に勝ち点3をもぎ取ったが、グループリーグ最下位に沈んだ。

 闘莉王氏は五輪特集で、深い視点から持論を展開している。

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