バルサが名将ペップの“呼び戻し”に本格始動 CL決勝後に接触、2023年以降の就任も視野
ラポルタ会長はグアルディオラ監督と連絡を取って復帰を提案する意向
2年連続でリーガ・エスパニョーラのタイトルを逃したバルセロナが、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督の再招聘に動くと、スペイン紙「AS」が報じている。ジョアン・ラポルタ会長は今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝後に、グアルディオラ監督に復帰を説得する予定だという。
ラポルタ氏は今年3月、2010年以来となる会長職に復帰。2008年にグアルディオラ監督をトップチームの指揮官に任命した張本人であり、かねてからスペイン人指揮官の再招聘希望を明かしてきた。
「AS」紙は、ラポルタ氏のグアルディオラ監督引き抜き計画について、次のように報じている。
「最近になって再任したバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、マンチェスター・シティからペップ・グアルディオラを引き抜く戦いにタオルを投げてはいない。多くのバルサファンはそれが不可能な夢、あるいは失敗する運命にあるミッションだと思っているが、彼は進んで取り組んでいる。ラポルタは日曜日(5月30日)にもプレミアリーグ王者の監督に連絡を取り、復帰を提案するつもりのようだ」
ロナルド・クーマン監督の進退が注目を集めるなかで、会長はグアルディオラ監督の復帰を目標として定めているようだ。マンチェスター・シティは現地時間29日にチェルシーとのCL決勝を控えている。ラポルタ会長はその大一番が終わるのを待ち、グアルディオラ監督に接触する構えだという。
記事によれば、来季ではなく、グアルディオラ監督とシティとの契約が満了を迎える2022-23シーズン以降の就任を前提にした合意を目指している可能性もあるという。
グアルディオラ監督のバルセロナ復帰の噂はこれまでにもあったが、昨年には指揮官自らバルセロナへ戻る予定はないと復帰の可能性を否定的に語っていた。それでもラポルタ会長は、バルサが輩出した稀代の名将を呼び戻すことに自信を持っているという。野心家な会長の野望は実現するのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)