神戸DF菊池、男気あふれる“謝罪ツイート”に共感の嵐 「熱い漢やっぱいい」
柏サポーターとの出来事を明かしつつ謝罪「後味を悪くしてしまってすいません」
ヴィッセル神戸は26日、敵地でのJ1リーグ第16節柏レイソル戦で2-1と勝利した。DF菊池流帆はフル出場で勝利に貢献したが、試合中と試合後にあった出来事の詳細を明かすとともに謝罪。その男気に共感の声が広がっている。
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菊池はツイッターで、「自分自身もみんなにとっても後味が悪いのは嫌なので説明させてください」と切り出し、思いを綴ったスクリーンショットを添付。柏戦で何が起こっていたかを明かした。
「まずは試合後、後味を悪くしてしまってすいません。柏サポに試合後ガッツポーズをしてしまった僕が悪いです。試合中に柏サポにコーナー付近で侮辱の言葉を言われ、自分のプレーを笑ってきたので笑っとけ笑っとけと言ってしまったり、個人的に熱くなってしまいました」
柏サポーターに対してガッツポーズをしてしまったことを謝罪。その背景には、相手サポーターから侮辱の言葉を受けていたことを明かした。試合終了のホイッスルが鳴った後、柏FWクリスティアーノがものすごい剣幕で菊池に詰め寄ろうとするシーンが、中継でも捉えられていた。
「その言葉の痛さを知ってるからこそ絶対に負けたくないと思ったので勝って興奮してしまいその行為をしてしまいました。お互いにチームを背負ってますし、僕も神戸のために負けたくないですし、柏サポーターも負けたくないから熱くなってそういう言葉をかけてくるのも当然だと思います」
「でも、それに対して適切な対応をしてくれた蛍くんや高徳くんがチームにいてくれたこと。自分の行為に対して怒ったクリスティアーノ選手のチーム想いの行動。本当にかっこいいですし、感謝しかないです。でも僕はこれからもそういう言葉にも負けずどんだけ笑われようとも自分のプレーに自信を持ち貫き通します」
菊池は柏サポーターの負けたくない気持ちに一定の理解を示しつつ、柏サポーターがいるゴール裏に行って謝罪の意を示した同僚MF山口蛍らに感謝。同時に、どんな厳しい言葉を投げかけられても、自分に自信を持ってスタイルを貫くと誓った。
「熱いスタジアムで熱い雰囲気にしてくれた柏サポに感謝です。サッカーってこんなにも熱くなれて素晴らしいですね!!最高の試合でした。また柏レイソルと戦えるのを楽しみにしています。ありがとうございました」
菊池の男気あふれるコメントには、ファンから「熱い漢やっぱいい」「また好きな選手が1人増えました!」といった声が上がったほか、東南アジアでクラブ経営兼選手を続ける渡邉卓矢も「僕は柏サポですが、大好きなチームだからこそサッカーの真剣勝負の部分だけです。どちらも背負っているもののために全力で戦っている。相手だろうと必死に戦っているのを笑うのはどうなんだろう。試合だけじゃなく、他でも負けてしまっている気がする。それだけ熱くなれる試合というのは素晴らしい!」と見解を述べていた。