L・ダミアン、芸術的オーバーヘッド弾に母国ブラジルも感嘆 「ゴール嗅覚を証明」

オーバーヘッド弾を決めた川崎の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン【写真:高橋 学】
オーバーヘッド弾を決めた川崎の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン【写真:高橋 学】

1点ビハインドの後半37分、L・ダミアンがチームを救う華麗な同点弾

 川崎フロンターレの元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、26日に行われたJ1リーグ第16節湘南ベルマーレ戦(1-1)で値千金の同点オーバーヘッド弾を決めた。あまりに鮮やかな一撃に、母国メディアも称賛している。

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 試合は0-0で折り返した後半11分に動き出す。ホームの湘南が攻勢を仕掛けると、MF山田直輝が決めて先制。失点直後にMF家長昭博、MF三笘薫、MF橘田健人の3人を一気に投入した川崎は、同19分にはL・ダミアンも送り込み、総攻撃を仕掛けていく。

 湘南の堅い守備をなかなかこじ開けられないなか、同37分にスーパーゴールが生まれる。敵陣右サイドをDF山根視来がFW旗手怜央とのワンツーで突破すると、山根はペナルティーエリア内に構えたL・ダミアンへグラウンダーのパスを通す。相手DFを背負いながらボールを受けたブラジル人ストライカーは、右足でのワンタッチ目でボールを浮かすと、そのままオーバーヘッドキック。虚を突かれた湘南GK谷晃生も反応が一歩遅れ、シュートはゴール左隅に吸い込まれた。川崎はこれで同点に持ち込み、今季開幕から19戦負けなし、昨季から続く不敗記録も24試合に更新した。

 L・ダミアンにとってリーグ2位の今季11ゴール目となったが、湘南戦はプロ公式戦500試合目のメモリアルデーだったこともあり、ブラジルメディアは熱視線を送っている。

「圧巻のバイシクル弾」(「O TEMPO」)
「卓越したゴール嗅覚を持っていることを証明した」(「UOL」)
「プロ500試合目を飾った日、レアンドロ・ダミアンは日本でゴラッソを決めた」(「GaúchaZH」)

 完璧すぎるアクロバティック弾の衝撃は、サッカー王国ブラジルまで届いたようだ。

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