新潟アルベルト監督と日本の“幸福な関係” 異国の地で触れた「仲間意識」の魅力
「サポーターが対戦相手のチームに対してもリスペクトを示す姿は本当に美しい」
「私が日本で最も気に入っている部分の一つが、個人よりもチームメート、グループを大切にすることです。“仲間意識”とでも言いましょうか。そのような価値観により、周囲の人間をリスペクトする気持ちが強く育まれていると思います。例えば、高齢者に対するリスペクトも素晴らしいものが存在します。サッカーのスタジアムにおいては、サポーターたちが対戦相手のチームに対してもリスペクトを示す姿は本当に美しい。あと、日本人の笑顔も大好きです」
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アルベルト監督が日本の価値観に共感を覚え、寄り添うことで、選手・スタッフ・関係者を含めた“アルビレックス・ファミリー”の絆はいっそう強固なものとなっている。「ほかにも気に入ったことに出会えたら、その時にまたお伝えしたいと思います(笑)」。常にリスペクトを忘れないスペイン人指揮官と、日本の“幸福な関係”はこれからも続いていく。
※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。
[PROFILE]
アルベルト・プッチ・オルトネダ/1968年4月15日生まれ。スペイン・カンブリス出身。名門バルセロナで育成部門のトップとして長年在籍し、クラブの根幹を築き上げた人物の1人として知られる。選手個々の能力を見極める分析力に長け、モチベーターとしてのアプローチも絶妙。米MLSニューヨーク・シティのヘッドコーチを経て、2020年シーズンよりJ2のアルビレックス新潟で指揮を執る。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)
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