吉田麻也、自身3度目の五輪出場へメダル獲得に闘志 「1回も取れないのは情けない」
OA枠で出場したロンドン五輪は44年ぶりの4強 開催国として今回はメダル獲得が目標
日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)は、オーバーエイジ(OA)枠でU-24日本代表にも選出されている。順当に東京五輪の本大会出場となれば、2008年北京五輪、OA枠だった12年ロンドン五輪に続き、自身3回目の出場となるが、27日のオンライン会見では「今回はメダルを取りたい」と意気込んだ。
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北京五輪世代の吉田は、2008年大会に続き、12年のロンドン五輪にもOA枠で出場。守備の要にしてキャプテンとして、44年ぶりのベスト4に大きく貢献した。今回、DF酒井宏樹(マルセイユ→未定)、MF遠藤航(シュツットガルト)とともに、6月シリーズで親善試合(6月5日U-24ガーナ戦、12日ジャマイカ戦)に臨むU-24日本代表にOA枠で選出された
吉田も32歳となり、東京五輪世代とは8歳以上の年齢差がある。「巡り合わせ」と表現しつつ、「前回よりも期待値は大きくなっていると思うし、個人的にもいろいろと考えた」と語る。
「ロンドン五輪で非常に良い思い出を選手とチームと築いて、(五輪出場は)もうないと思っていたけど、移籍やコロナのことで状況が変わるなか、僕の考えも選考基準も変わったと思う。(森保一)監督にも伝えたけど、6月の合宿で満足のいくパフォーマンスが出ないなら代えてもらっていいと伝えたし、僕ら3人もそういう緊張感でやらないといけない」
日本は本選のグループリーグで、フランス、メキシコ、南アフリカと難敵揃いの中を勝ち抜かなければならない。決して簡単なミッションではないが、地元開催ということもあり、吉田はメダル獲得に意欲を覗かせる。
「自分のサッカーのキャリアで悔しい試合はいくつもあるけど、(ロンドン五輪3位決定戦の韓国戦は)その中でも悔しさの残る試合の一つだったのは間違いない。あと一歩のところでメダルを逃したという引っ掛かりがあったのが、また今回チャレンジさせてもらうきっかけになった。やり残した感覚はあった。あとは結果で応えないといけない。オリンピックはメダルを取ってなんぼ。オリンピアンとメダリストの違いは過去を見てもかなりあると思う。3回出て1回もメダルを取れないのは情けないので、今回は取りたい」
グループリーグ突破を“最初の関門”に設定した吉田。リーダーとして東京五輪世代を牽引していく覚悟だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)