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ローマ戦は伊杯決勝への”オーディション” ミラン監督「起用を迷わせるプレーを」と本田らに檄
ブロッキ監督の視線は、すでにユベントスとのイタリア杯決勝へ
ACミランは14日の本拠地ローマ戦を残してリーグ7位。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権確保に向けて、徳俵に足がかかった状態だ。勝ち点1差で追う6位サッスオーロを逆転できれば、3年ぶりの欧州カップ戦出場が決まる。もし、サッスオーロの後塵を拝するようなことになれば、5月21日のイタリア杯決勝ユベントス戦にすべてを賭けることになる。
クリスティアン・ブロッキ監督は怒涛の4連勝中のローマとの戦いよりも、セリエA5連覇中の絶対王者との一発勝負に賭ける気持ちのようだ。
「明日プレーする選手たちは、イタリア杯決勝に向けて全力を懸けて、どんなに(決勝戦)出場を重要に考えているか見せてほしい。少ない試合数でも、これまですべての選手を起用できた。ケガしている選手を除いて、ロカテッリとシミッチ以外みんなプレーした。選手みんなを知ることができた。イタリア杯決勝には誰を起用したらいいか、迷わせてくれるいいプレーを選手たちには期待している」
リーグ最終節のローマ戦はユベントスとの決勝の舞台に立つためのオーディションと言わんばかりの発言だった。セリエAはユベントスの優勝で幕を閉じているが、3位ローマは2位ナポリと熾烈なデッドヒートを繰り広げている。2位なら来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場のグループステージへのストレートイン、3位なら予備選からの参戦となる。
予備選参戦となれば、チームは来季始動と仕上げを早める必要があり、終盤戦での息切れという副作用は不可避な状況となる。
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