1969年生まれ「世界ベスト11」 バティ、ベルカンプ…“攻撃偏重”の超豪華布陣

1969年生まれの豪華なベストイレブンに注目【写真:Getty Images】
1969年生まれの豪華なベストイレブンに注目【写真:Getty Images】

【世界年代別ベストイレブン|1969年生まれ編】FWにタレントが乱立、セカンドチームに入れない名手も…

 才能豊かな選手を多数輩出した「黄金世代」は世界各地に存在し、伝説のチームとして一時代を築いてきたが、果たして史上最強の「生まれ年」はいつなのか。きら星の如く存在する各国スター選手を生まれ年ごとに分けて、世界の「年代別ベストイレブン」を編成。今回は1969年生まれを特集する。

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 この年代の特徴は、FWにタレントが溢れていることだ。最終ラインを3バック、さらにアンカーを1枚の超攻撃偏重のフォーメーションで、ベストイレブンだけでなく、セカンドチームを組んでも、元オランダ代表FWピエール・ファン・ホーイドンク、元イタリア代表FWピエルルイジ・カシラギといった名手が組み込めない充実ぶりなのだ。

 そのFWからは4選手をベストイレブンに組み込みたい。驚異的なキック力を誇り、セリエAでゴールを量産した元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ、そして、ユーゴスラビア代表の黄金期にエースとして活躍し、クラブではレアル・マドリードなどで得点源となったFWプレドラグ・ミヤトビッチを2トップに置く。

 さらにアーセナルのスタイルを変えたとまで言われるクラブの伝説的な存在である元オランダ代表FWデニス・ベルカンプは、よりボールに触れるようにトップ下に配置。右サイドには、1992年の欧州選手権(EURO)でデンマーク代表の初制覇に大きく貢献した天才ドリブラーFWブライアン・ラウドルップを入れる。

 セカンドチームにも、長く国際Aマッチ歴代最多得点記録を保持してきた元イラン代表FWアリ・ダエイ、そして爆発的なスピードを武器に黄金期のパルマなどで活躍した元コロンビア代表FWファウスティーノ・アスプリージャを並べた。

 中盤には1998年フランス・ワールドカップ(W杯)に初出場し3位に輝いたクロアチア代表の司令塔、MFロベルト・プロシネツキをベルカンプと並べて2列目に入れる。そして左サイドには、1994年アメリカW杯では左サイドバックとして決勝進出に貢献し、大会後は鹿島アントラーズでもプレーし伝説のリフティングシュートを決めた元ブラジル代表MFレオナルドを置く。重心が前に行きがちなチームでも、しっかりとバランスをとってくれるはずだ。

 中盤の底には、優雅なプレースタイルでゲームをコントロールしたレフティーの元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンドを置く。レアルでは2度のリーガ・エスパニョーラ制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝、トヨタカップ(現クラブW杯)優勝など数々のタイトルを獲得。エレガントさがある一方で、ハードワークもいとわない名プレーヤーは、今でもアルゼンチン史上有数のボランチとされる。

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