闘将コンテ、インテル会長と衝突で退任か 人件費“最大20%削減”に怒りと伊紙報道

インテルのアントニオ・コンテ監督【写真:AP】
インテルのアントニオ・コンテ監督【写真:AP】

就任2年目でインテルに10年ぶりのスクデットをもたらすも退任の噂が浮上

 インテルに10年ぶりのスクデットをもたらしたアントニオ・コンテ監督が、会長との衝突により退任する可能性をイタリア紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」が報じている。

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 コンテ監督は2019年夏に3年契約でインテルの指揮官に就任。1年目の昨季はセリエAで2位に終わり、カップ戦タイトルにも手が届かなかったが、今季は3冠を達成した2009-10シーズン以来10季ぶり、通算19回目のリーグ制覇で古巣でもあるユベントスの10連覇を阻んだ。自身にとってもチェルシー時代の16-17シーズン以来となるリーグタイトルの獲得となった。

 そんなコンテ監督だが、クラブ首脳陣との意見の相違による退任の噂が浮上しており、(現地時間26日から)48時間以内にも決定する可能性があると報じられた。「ガゼッタ・デッロ・スポルト」紙によれば、インテルのスティーブン・チャン会長は夏の移籍市場で1億ユーロ(約133億円)の黒字を目指している。そのためには主力選手の放出もいとわず、人件費を15〜20%削減することにもなるという。

 クラブのさらなる成功を展望していたコンテ監督は、このクラブの方針は受け入れられず、この夏で退任へと向かっている。指揮官には後悔の念や怒りがありつつも、友好的な形での契約解除が見込まれている。

 チームをセリエA王者に導いた闘将も、インテルでの指揮はわずか2シーズンで終わりを迎えることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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