浦和、9年ぶりのリーグ5連勝ならず… 興梠が痛恨のPK失敗で新潟と0-0ドロー

新潟戦の無敗継続も攻撃陣は不発 煮え切らない内容で痛み分け

 エースによる痛恨のPK失敗が、首位浦和の連勝にストップをかける形になった。14日のJ1ファーストステージ第12節の浦和レッズ対アルビレックス新潟の一戦は、前半20分に浦和FW興梠慎三がPKを失敗。結果的にこの大チャンスを逸したことが最後まで響き、試合はスコアレスドローに終わり浦和のリーグ戦の連勝は4でストップした。

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も視察に訪れたゲームは、1試合消化が少ないながらも首位に立つ浦和がボールを保持し、新潟は鋭いカウンターアタックでゴールを脅かす展開になった。

 浦和は日本代表MF柏木陽介を中心にしたパスワークで攻め込むと、前半20分に最大のチャンスを得る。柏木を起点にした攻撃でMF武藤雄樹のラストパスを受けたFW興梠慎三がペナルティーエリア内に切り込むと、新潟DFがたまらずファウル。西村雄一主審の笛が鳴り響いてPKが与えられた。

 興梠は自身でボールをセットしてPKスポットに向かうと、相手GKの動きを見越してゴール正面にキックした。しかし、新潟のGK守田達弥はゴール左に飛びながらも懸命に足を残してセーブ。浦和は先制のチャンスを逸した。

 前線からの猛プレスを武器に快進撃を続けてきた浦和に立ちはだかったのは、新潟のMFレオ・シルバだった。2人にプレッシャーを掛けられても動じることなくパスをつなぐブラジル人ボランチにペースを乱された浦和は、新潟の鋭いカウンターにさらされる展開で前半を終えた。

 

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