「試合を台無しにした」 ボローニャ冨安、フル出場も4失点完敗…伊メディア辛口評価

軒並み低評価となったボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
軒並み低評価となったボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

ユベントス戦に右サイドバックで出場も、相手アタッカーへの対応で苦戦が顕著に

 イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、23日のリーグ最終節ユベントス戦にフル出場したものの、チームは1-4で敗戦。イタリアメディアからは「台無しにした」と厳しい評価になった。

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 ユベントスはこの試合に来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権がかかり、絶対に勝利が必要な状況。一方のボローニャには消化試合の意味合いがあっただけに、そのモチベーションの差はチームの実力差と同じくらいピッチに現れた。

 右サイドバックで出場した冨安だったが、前半だけで3失点を喫したチームは後半にも1失点。冨安も自分のサイドに流れることの多かったスペイン代表FWアルバロ・モラタやイタリア代表MFフェデリコ・キエーザの前に苦戦が顕著で、彼ら2人に合計3ゴールも奪われた。

 それだけに、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は冨安を「5点」として、「最も複雑な夜に右サイドバックに戻ることになった」と、ユベントスが全力を出す状況にあったことへの同情的なコメントになった。

 一方、サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」でも冨安は「5点」とされたが、「相手の攻撃に苦しみ、ミスも少なくなく、試合を台無しにしてしまった」と厳しい評価になった。

 冨安は3月の代表活動に参加しての帰国初戦となった4月上旬のインテル戦で負傷。約1カ月後に復帰したものの、トップパフォーマンスを取り戻せずにシーズンが終わった感がある。今後の代表活動と東京五輪、そして来季に向けたステップアップとシーズンオフにも話題に事欠かない時期が待っているが、イタリアの2シーズン目の最終戦はほろ苦い試合内容で終わった。

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