「Jリーグのサプライズ」 J1福岡の“快進撃”に海外注目「降格の恐怖はとっくにない」
クラブ新記録となる6連勝を達成したアビスパ福岡の戦いぶりに熱視線
2021年シーズン開幕から約3カ月が経過したJ1リーグで、昇格組のアビスパ福岡が快進撃を続けている。22日に行われた第15節湘南ベルマーレ戦(2-1)では逆転勝利を収め、クラブ新記録となる6連勝を達成。この勢いに海外メディアも「Jリーグのサプライズ」と熱視線を送っている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
福岡は長谷部茂利監督の下、昨季のJ2リーグで2位となりJ1へ昇格。5年ぶりのトップリーグでの戦いとなった今季は、開幕から10試合を終えた時点で2勝4分4敗の成績だったものの、4月17日のFC東京戦(1-0)で勝利を挙げるとそこから怒涛の快進撃が始まり、22日の湘南で飾った逆転勝利でクラブ新記録となる6連勝を達成した。
ルヴァンカップを含めると、公式戦10試合負けなしと勢いづく福岡の戦いぶりには、海外メディアも注目している。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「アビスパ福岡、勝ち続けるJリーグのサプライズ」と見出しを打ち、昇格組ながら現在5位につける福岡の“成功理由”について見解を綴っている。
記事では、「第一の理由は、長谷部茂利(監督)である。明確なゲームプランを持っており、それが功を奏している」と綴られ、ボールポゼッション率が低く守備的な戦いを演じながらも、ここまでの8勝(リーグ戦)のうち1点差での勝利が7つあることから、「これほど効率的なチームは少ない。スズメバチ(福岡のマスコットキャラクター)の毒はゆっくりとしていて致命的だ」と指摘している。
さらに「もうひとつの成功要因は外国人選手」と、例年よりも多い8人が在籍する助っ人勢にもフォーカス。実際、チームにはブラジル、スペイン、ベルギー、スウェーデン、カメルーンと多国籍の選手が在籍しており、ここまでの20得点のうち、半分を外国人選手が挙げている。こうした事実に目を向け「外国人が違いをもたらした」との印象は、海外メディアにも受け取られている。
福岡はこれまで、J1昇格初年度で度々降格の憂き目に遭ってきた。過去のシーズンを振り返れば苦戦してきた印象が根強いが、ここまではそんな“負の歴史”とは縁遠い。今後の戦いを見守る必要はあるが、同メディアは「降格の恐怖はとっくになくなっている」と、快進撃に目を見張りながら綴っていた。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)