ユベントス、来季CL出場権獲得も…“退団説”浮上のC・ロナウド“ベンチ起用”が波紋
エース不在でボローニャに4-1快勝、ピルロ監督はコンディション不良と説明
イタリア・セリエAは23日にリーグ最終節の試合が行われ、激戦だった来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権、“最後の椅子”をユベントスが獲得した。しかし、そのメンバーはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをベンチに置いたまま90分間を戦ったものだったことが大きな話題を呼んでいる。
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ユベントスは最終戦で日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャと対戦。勝利した上で、ACミランの敗戦、または、ナポリが引き分け以下という結果が必要な状況だったが、その重要なゲームでロナウドはベンチスタートだった。
結果的に、アンドレア・ピルロ監督がロナウドではなく起用したスペイン代表FWアルバロ・モラタが2ゴール。さらに、MFアドリエン・ラビオとMFフェデリコ・キエーザもゴールして4-1の勝利。そして、試合後にナポリが引き分けたという情報が入り、歓喜の瞬間になった。
しかしながら、ロナウドが出場せずに4ゴールして最高の結果を得たことはイタリアメディアでも波紋を呼び、サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」でも「ロナウドなしのユベントスがCL獲得」と報じるなど、大きなトピックになった。
ピルロ監督は試合後にロナウドの欠場を「水曜日(19日)のコッパ・イタリア決勝(アタランタ戦)での疲れが取れていなかった」と説明。結果的に、ロナウドはベンチでCL出場権獲得と、今季のセリエA得点王が確定する瞬間を迎えた。
先日には高級車の移動問題などで退団説が根強いロナウドだけに、この最終戦の起用法と結果は去就問題において大きな注目を集めることになりそうだ。